上海のLEMAIRE

LEMAIREは、上海・徐匯区の歴史あるエリアの静かな一角に、武康(Wukang)フラッグシップをオープンしました。中国人建築家・董大酉(ドン・ダーヨウ)が設計した1930年代の邸宅を舞台に、3フロアにわたって住まいのような雰囲気を保ちながら、LEMAIREのコレクションのレイヤーを丁寧に表現しています。来訪者は、衣服やオブジェ、文化を、まるでプライベートな住まいの中で触れるように体験することができます。

このフラッグシップは、ハンナム(ソウル)および恵比寿(東京)に続く、LEMAIREにとって3つ目の「ハウス」プロジェクトです。他のフラッグシップと同様に、武康の店舗もその土地ならではの個性を色濃く反映しています。修復にあたっては、オリジナルの建築要素と新たに加えられたディテールとの連続性が大切にされました。スペイン風のファサードが、中国のヴァナキュラー建築とヨーロッパ・モダニズムが交差するインテリアを包み込みます。

ボスケ派、ウィーン分離派、エンツォ・マーリやカーラ・ヴェノスタの家具に加え、上海のヴィンテージマーケットで見つけられ、地元の家具職人によって修復されたピースが並びます。陶芸家・李青(リー・チン)は、日常使いを想定した作品シリーズをこの店舗のために制作し、キッチンに展示しています。周囲の庭は敷地に再生の息吹をもたらし、静けさと安らぎの感覚をさらに広げています。